メンズエステの「自家発電」を拒否して女の子を怒らせた（かもしれない）男の話

メンズエステにはいろんなタイプのお店がありますが、健全店の中には「自家発電OK」というところが時々あります。要するに、女の子が抜いてくれるわけではないんだけど、自分でシコシコやって発射する分にはOKというお店です。

私も今までに何度か、このタイプのお店に遭遇したことがあります。初めて遭遇したのは、確か日暮里だったか鶯谷だったか、まあとにかくあの辺のチャイエスです。雑居ビルの中の狭いお店でしたが、女の子は若くてかわいい子がそろっていて、洗体やマッサージは丁寧で、男性店員の対応もよかったです。総じていいお店なのは間違いありません。

また、健全店なのは理解した上で入っているので、当然ながら抜いてもらうつもりはありませんでした。ところが、いい感じのマッサージ中、だんだん女の子の手が際どいところに伸びてきます。え、まさか抜いちゃうの？　と若干焦りましたが、女の子もそれ以上は踏み込んできません。そして女の子の口から「自分でやっていいよ」という言葉が……。

私もそういうお店が存在することは知っていたので、「ああ～これが自家発電店というやつか！」と即座に理解しました。しかし、結論からいうと、私は自家発電しませんでした。……いや、だってね。皆さんにもお聞きしますけど、ぶっちゃけこういう状況でシコシコする気になれます？　私はなれませんでしたよ。

オナクラが好きな方には大変申し訳ないのですが、私は女体が目の前にあるのに自家発電するのはどうしても受け入れられないのです。何か虚しくないですか？　特にこの時は、あくまでも健全なマッサージで納得していたこともあって、そういう気になれなかったのです。ラッキーとすら思いませんでした。

で、私は「別にいいよ」と断ったんですけれども、女の子は「そう？」「何で？」「やっていいのに」と、妙に自家発電を勧めてきます。どことなく不満そうな表情すら浮かべています。いや、こっちはそういうの求めてないし、白いアレの後始末もしなくていいからあなたも楽じゃないですかと思ったんですけどね……。

もしかすると「私じゃ抜けねーとでもいうのかコラ」と、プライドを傷つけられて腹を立てていたのかもしれません。そうだとしたら、少し申し訳ないことをしました。あるいは、他のお客さんがみんな自家発電をしているので、意地でも抜こうとしない私が奇妙な人間に思えたんですかね？

結局、そのままアラームが鳴ってしまい、微妙な空気で施術終了となりました。私は何だか萎えてしまい、それ以降は自家発電アリらしいお店には基本的に近づいていません。もし遭遇したとしても自家発電はしていません。抜き目的なら素直に風俗に行きますよ。

そして、この一件で私が学んだのは、たとえ自家発電だろうが拒否した場合は女の子を不快にさせる可能性があるということです。プライドを持ってこういう仕事をしている女性は決して少なくありません。そういう女性が勧めてくるサービスを拒否するというのは、何であれ相手を傷つける可能性がある。そう痛感させられました。

また、正直これ合法なのか？　という点が少し心配ではあります。お客が勝手にシコシコやって発射してしまったのならともかく、お店の側が自家発電を勧めてくるのであれば、一応風俗であるオナクラと変わりませんからね。危ない橋は渡らないに越したことはありません。

まあとにかく、メンズエステだろうが風俗だろうが、自分と相性のいいお店や女の子を探すのが1番です。お互いに遠慮なく欲求をぶつけられる相手に出会いたいもんですな。その方がどっちも幸せになれるから……。