健全メンズエステでセクハラ講習された話

ヘルスで勤務していると、絶対に避けられないのがお客さんからの本番強要。

ご存知かと思うが、ヘルスで本番（セックスすること）をすることはルール違反とされている。

実際お店でも一応「本番禁止」を謳っているが、プレイ中は嬢と二人っきりなのだし、正直何をやってもわからない。

それがあるから、お客さんも気軽に本強（本番強要）してくるのだろう。

とりあえずダメもとで「入れていい？」って言ってみる人も含めて、お客さんの9割が本強してくるのが実態だ。

 

ヘルスで働いている以上、本強は避けられないし、「挨拶みたいなものだよね」と諦めてしまえばいいのだけれど。

なかなかしつこい人もいるから、そういう人の接客はかなり疲れる。

 

「いい加減本強疲れたわ～」と言う時期に見つけた求人が、すすきののとある健全メンズエステ。

「脱がない。舐めない。触られない。」の文句を見た私は、「バック安くてもストレスが少ない方が出勤増やせるしいいかもな」というノリで、そのメンズエステに面接に行くことに決めた。

 

しかし、この時はこの決断が地獄の入口になるとは知る由もない・・・。

まずお店にメールをし、面接日が決まった。

 

私はこれまで箱ヘル（店舗型ヘルス）、デリヘル、ソープで働いてきたが、エステは初めて。

何となく「エステだと求められる容姿レベルが高いんじゃないか」という印象があった。

なので面接で落ちても落ち込まないように、心の準備はしていこうと思った。

 

数日後。

一抹の不安を抱え、店に到着。

店の受け付けカウンターに座っていたのは・・・オバサン。

どうみてもオバサン。

何度見てもオバサン。

 

軽く混乱しつつ「え？店間違えた？」と思ってモタモタしてたら、そのオバサンが「面接の方ですか？」と話しかけてくる。

そこで「間違えました～」とか何とか言って帰ればいいのに、「ハイ」って言っちゃった。

これは逃げられない流れ。

オバサンに「店長来るまでちょっと待っててね」と言われ、奥の事務所らしき場所で待たされる。

 

5分ほど経った頃、店長登場。

デブ。

しかも品のないデブ。

とりあえず第一印象は最悪である。

「あ～これはやっちゃったかな～」と思っていたら、「とりあえず店内案内するわ」と言われ、デブ店長の後をついていく。

店長は清潔感に欠けるが、店内はそれほど新しくはないものの、清潔な感じで印象は悪くなかった。

 

店長　「うちね、店内の清掃は女の子にやってもらってるんだよね。交代で。」

は？そんな店ある？

私　「お店のスタッフさんとかはいらっしゃらないんですか？」

店長　「あー俺と店の女の子だけ。」

え？じゃあさっきのオバサンは・・・？

私　「受付けにいらっしゃった方は・・・」

店長　「あーあの子も店の女の子だよ」

まさかのキャスト。

しかも待って、絶対に『女の子』ではない。

私　「あ、そうなんですかー・・・」

 

「きっと長く居る人なんだろう」と自分に言い聞かせ、店長の後に続く。

店長が立ち止まり、「じゃあこの部屋に入って話しよう」と言われ部屋へと入る。

面接であれば事務所で良いと思うのだが、なぜかそこはお店のプレイルーム。

真ん中にベッドが置いてあり、ローションや指サック、アナルバイブなどが置いてある。

このお店はドM客が多いのだろうか。

 

店長　「まぁその辺にかけてよ」

座れるような場所はベッドしかないので、仕方なくベッドに腰掛ける。

店長は床に胡坐をかいている。

店長　「で、どうする？やってみる？」

なんの説明もなしにそれ聞く？

私　「お給料条件とかを聞きたいです」

店長　「あーお給料はお客さんからもらった料金の半分。」

60分で7,000円は貰えるということは、10分1,000円以上。お触りなしならまあまあのバックかな。

 

店長　「マッサージかエステの経験ある？」

私　「いえ、無いです」

店長　「じゃあ仕事始めるのは講習してからだね。いつが都合いい？」

なんか既に入店する流れになってる・・・まあダメだったらすぐやめればいいか。

 

私　「明日でも大丈夫です」

店長　「じゃあ明日10時くらいにまた来て。よし、それじゃあとりあえず脱いで」

私　「え？」

店長　「いや、体験入店の宣伝用に下着の写真撮りたいからさ。」

脱がない店なのに下着の写真撮るっておかしくない？

私　「脱がないお店なんですよね？」

店長　「接客中は制服着るから脱がないよ。」

私　「・・・わかりました」

そういうものなのかなぁと素直に従ってしまう私。

店長のスマホで下着姿の写真を何枚か撮られた。

 

店長　「じゃあ明日よろしく」

私　「はい」

何とも言えないモヤモヤした気持ちのまま、その日は帰宅した。

約束の時間通りに出勤すると、この日は店長が受け付けに座っていた。

圧迫感あり過ぎ。

完全に受け付けに向ていないビジュアルだ。

 

私　「おはようございます。今日はよろしくお願いします」

店長　「じゃあ、こっちの部屋来て。」

 

今まで務めた風俗店では、講習はお店の女性が担当している場合がほとんどだった。

男性が講習するとなると、セクハラ問題など何かと面倒が多いのだろう。

なので、今回のお店の女性が講習してくれるとばかり思っていた。

部屋には担当の女性がいると思い、挨拶しようと構えていたのだが。

 

ん？誰もいない・・・？

そう、部屋には誰もいないのである。

ということは・・・このデブが講習をするということか？

いや、後から女性が来るかもしれない。

希望は捨てるな・・・。

などと心の葛藤を繰り広げている私に向かって、店長が言い放った。

 

店長　「じゃあ始めますか。とりあえず下着になって」

下着？って言った？

私　「は？脱ぐんですか？」

店長　「いや、まだ制服準備できてないからさ。ローションで服汚れちゃうでしょ。」

私　「はぁ・・・」

そういわれると脱ぐしかない。

私は下着姿になった。

 

店長　「エロい身体してるよね～」

私の体を舐めまわすように見る店長の目線が気色悪い。

店長　「じゃあまず背中からマッサージね」

と言い、うつぶせになる店長。

マッサージについて特に指導されるわけでもなく、デブの背中をひたすらマッサージする私。

 

店長　「じゃあ次は前ね」

おもむろに店長が起き上がり、パンツを脱ぎ始める。

おいおいおいおい。

私　「何で脱いでるんですか？ここ抜きナシですよね？」

店長　「いやローション使うでしょ。パンツ汚すの嫌だし。」

 

ローション・・・。

私はここで気が付いた。

ここは健全店ではない・・・。違法店だ。

普通のマッサージに使うのはローションではなくオイル。

つまりこの店は、健全店を謳いながら抜きをやってるメンズエステだったのだ。

 

ヘルスやソープではプレイは格段にハードだし、ぶっちゃけちんこを見慣れている私にとって手コキくらいならどうということはない。

が、「抜きナシ」と思っていたものが実はあるとなると、やっぱり騙された感は拭えない。

 

しかし、面接のときに基本プレイ内容について質問しなかった私も悪かった。

せっかく時間を作ってもらったし、とりあえず講習だけは終わらせて入店については後から考えることにした。

 

抜きが基本プレイにあるなら仕方がない。

店長の肉に埋もれたちんこにローションを塗りたくる。

店長　「あー気持ちいいわ」

私　「・・・」

こいつ指導するナシだろ。

無言で店長のちんこをしごく私。

 

ちんこがちょっと立ち始めたなと思ったころ。

店長　「ちょっと舐めてみて」

私　「はぁ？」

店長　「ちょっとでいいからさ。気持ちよくなっちゃった。」

まさかのクソ客発言。

私　「いや、無理です。フェラはプレイに無いですよね？」

店長　「まぁないけどさ。やってる子もいるよ。その方が稼げるしね。」

どうやら私はとんでもない店に来てしまったらしい。

 

そして寝ていた店長がいきなり起き上がり、私に抱きついてキスをしてきた。

私　「ちょっと。やめてください」

ブラの中に手を入れ、胸をまさぐる店長。

店長　「乳首コリコリじゃん。感じてんの？」

私　「ちがっ」

店長は素早い手つきでブラのホックを外し、乳首にむしゃぶりついてくる。

私　「・・・っ」

店長　「声出ちゃってるよ。気持ちいいんでしょ。」

乳首弱いんですよ、私。

 

店長はしばらく私の乳首を舐めまわした後、パンティに手を入れいきなり指を突っ込んできた。

店長　「ヌレヌレじゃん。」

とニヤつく店長。

私　「本当にやめて！」

と言う私を無視して、店長が私のパンティをはぎ取る。

無理やりまんぐり返しの体勢にさせられ、デブにクンニされる私。

 

挙句の果てに「入れていい？」と言い出す店長。

いや、いいわけないだろう。

これのどこが健全メンズエステの講習なのだ？

講習と言いながら技術的な指導は何もないし、店長がただ自分の欲望を満たしたいためだけにやってるとしか思えない。

さすがにキレた私は「いいわけないでしょう。頭おかしいんですか？」と叫び、のしかかってきたデブを突き飛ばした。

 

店長がひるんでいる間に服を着て出ていこうとする私に、店長がなにやら言っていた気がするが、あまりにもムカついて何を言われてか覚えていない。

「ごめん」とかなんとか言っていた気がするが、「ごめん」で済んだら警察はいらない。

せめてもの報復として、店を出る際に「くたばれよクソデブが」と捨て台詞を吐いて出てきた。

 

今まで何度かお店を変えているが、こんなあり得ない面接は初めてだし、店長がこんなクズの店は生まれて初めてだった。

やられるまえに阻止したものの、『風俗の面接でやられちゃう』という安いAVのシチュエーションが、自分の身に降りかかるとは・・・想像もしていなかった。

それにしても、店長は受け付けに座っていたあのオバサンにも手を出したのか・・・結構気になっている。

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